1951-10-24 第12回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 第2号
下中期を通じて毎月の予想ということを今日において予断することについては非常に我々としましても危険を感じまするので、一応判断の基礎資料としましては、九ヵ年の平均の出水の場合における需給のバランスを出しておいて、そうしてこれが渇水によつてどの程度影響するかというのを渇水率の割合によつてこれを修正して見て行く、物差を以て行くという判断で、そのときの状態に即した措置をとるより方法がないのであります。
下中期を通じて毎月の予想ということを今日において予断することについては非常に我々としましても危険を感じまするので、一応判断の基礎資料としましては、九ヵ年の平均の出水の場合における需給のバランスを出しておいて、そうしてこれが渇水によつてどの程度影響するかというのを渇水率の割合によつてこれを修正して見て行く、物差を以て行くという判断で、そのときの状態に即した措置をとるより方法がないのであります。
ところが五月の上旬は非常に水の状態が順調であつたのでありますが、五月の中旬以降非常に降雨状態が悪くなりまして、本州の中部地区に電源を有します関西電力さんと、私どもの方の渇水率が全国のうちで非常に高くなりました。その結果五月二十六日に緊急停電をいたした次第であつたのであります。
ただ一年間の想定というものにつきましては、御承知のように渇水率をどう見るのかというような問題もございますし、いろいろ電氣の情勢判断というものは非常に困難な状況にあるのでございまして、必ずしもその料金改訂に織込まれた状況に、又その通りでき得るということも実際は困難な状況にあるのであります。
○政府委員(玉置敬三君) 陳情書中に、最近電力事情が悪化し、停電が頻りに行われると述べられてありますが、二月は停電状態は殆んどなく、三月初旬に至りまして、本州中央部の渇水率三五%という渇水のために、一時停電状態を見たのでありますが、その後は出水率が回復しました結果、今日まで停電措置を取つていないのであります。